英単語を覚える

 

1日3語で市大、4語で阪大、5語で京大に合格

 英語の学習は基本的な構文・文法を身につければ、あとは単語力の勝負である。4000語覚えているか、5000語覚えているか、それとも6000語以上覚えているか・・・。

 英単語を覚えるコツは、新しく出てきた単語を、毎日覚えることに尽きる。単語帳を作っておいて、テスト前に一遍に覚えようとすると必ず失敗する。面倒でも、毎日確実に覚えていくことである。

 中学校3年間で約1000語を学ぶ。高校3年間でもし毎日3語覚えれば、1年間で約1000語、3年間では3000語を新しく覚えることになる。中学校までの語彙数と合計すると約4000語になる。これはほぼ大阪市大に合格できる水準である。

 もし毎日4語覚えたら、3年間で4000語あまり。中学校とあわせて5000語あまりになる。これは大阪大学に十分合格できる水準である。もし毎日5語覚えたら、3年間で約5500語。中学校とあわせて6500語。これは東大・京大に合格できる水準である。

 つまり、1日3語で市大、4語で阪大、5語で京大に合格できるのだ 。 ほんのわずかな努力の差が、3年後に大きな違いとなってあらわれてくる。

 単語を覚えるには、語源から覚える、発音して覚える、紙に書いて覚える、文章の中で覚える、テープレコーダーに吹き込み何回も聞いて覚えるなど、 さまざまな方法がある。単語は一度見ただけでは忘れてしまうので、何度も何度もその単語に出会い、「自分で使う事」によって定着する。市販の単語帳で覚えるよりは、文章の中で覚える方が効率がよい。

 個人的には、電子辞書より、線を引くことができる紙の辞書の方が記憶に定着するような気がするのだが、最近の高校生はほとんどが電子辞書を使っている。今の高校生が、われわれの時代よりもボッキャブラリーが落ちているのは、電子辞書のせいかもしれない。


あなたの語彙数は?

 ところで今、自分が何語くらい知っているのか疑問に思ったことはないだろうか。実は、簡単に調べる方法がある。
 まず、紙の辞書を準備する。そしてアットランダムに2桁の数字を思い浮かべる。たとえば、35という数字を思い浮かべたとする。そこで、辞書の35頁目から始めて135頁、235頁、335頁・・・というふうに、100頁ごとに、それぞれの頁に知っている単語がいくつあるかを調べる。

 ジーニアスの場合、総ページ数は2110頁だから、サンプルの数は21個になる。かりに21個のサンプル中に、知っている単語数の平均が40語であったとすれば、21:40=2110:X となり、これからXを求めて、語彙数は約4000語というふうに推定できる。 勉強に疲れたら、遊びを兼ねて語彙数チェックをしてみるのもよい。

 

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